人が動くということは、お金が動くということ。 それが荷役料(1)

 
 
皆さんこんにちは。
 
 
 
今日は、「荷役」について書こうと思います。
 
通常、倉庫会社は「入庫」・「保管」・「出庫」が基本です。
商品が倉庫に入った時、フォークリフトや人が動きますので「入庫料」が発生します。
「保管」は荷物の家賃と考えれば分かりやすいと思います。
そして、「出荷」する場合もフォークリフトや人が動きますので「出庫料」が発生します。
 

 
また輸出入コンテナで「輸出」する場合、空のコンテナに輸出する荷物を積める作業が発生します。
これをバンニング作業と言います。
逆に「輸入」された商品をコンテナから卸す場合は、デバンニング作業と言います。
こういった「荷役」に対しても「荷役料」が発生致します。
 

 
料金設定はさまざまで、立米・重量・コンテナ1本(20F or 40F)で幾らだとかで、いろんな契約内容で決まります。
コンテナ内は、パレタイズ(パレット)された物やバラの物までさまざまです。
軽い物から重量物、少量多品目の場合などは「仕分け料」なども発生います。
 

 
また、入庫した商品の中身をアソートする場合などは「アソート料」、商品にタグ付け作業した場合なども付加作業ですので「加工料」が発生します。
人が動けば料金が発生するという事です。
各工程によって作業料が付加されていくのです。
 
簡単に説明していますが、こうして物流会社は作業サービスの付加によって成り立っています。
 
 
何度も申し上げますが、そうした荷役作業の付加を少なくする事(作業内容の簡素化)が最も確実で
現実的なコスト削減の策となります。
 
 
それと配送によるコスト削減です。
 
納品先がある程度集中している地域があるならば、納品先に近い物流倉庫を選ぶべき。
物流費で一番のウエイトをしめるのは輸送費・配送費です。
どんなに物流倉庫費や付加サービスが安くても納品先が遠ければ、輸送費・配送費のウエイトはどんどん増していきます。
また納品時間も増していきます。
それでは、顧客サービスには繋がりませんよね。
 
 
明日は、荷役料の算出の仕方についてお話させていただきます。